イヤイヤ期はいつからいつまで?『いいよ』で乗り越えた体験談と4歳半の成長記録

子育てをしていると必ずといっていいほど訪れるのが「イヤイヤ期」。
「魔の2歳」とも呼ばれ、子どもが何を言っても「イヤ!」と返してくるあの時期です。

最初は「どうしてこんなに大変なんだろう…」と落ち込んでしまうこともありましたが、振り返ってみるとイヤイヤ期は子どもが成長している証でもありました。

「いいよ」で乗り越えたイヤイヤ期の記憶を振り返りながら、その後4歳半になった息子の成長についてお話ししたいと思います。


イヤイヤ期はいつからいつまで?

まず気になるのが「イヤイヤ期っていつからいつまで続くの?」ということ。

一般的には――

  • 1歳半ごろからイヤイヤが始まる
  • 2歳でピークを迎えることが多い
  • 3〜4歳で徐々に落ち着いていく

ただしこれはあくまで目安で、子どもの性格や環境によって差があります。
「もう4歳なのにまだイヤイヤしてる…」と焦る必要はなく、逆にイヤイヤが短くても「うちの子は成長してないのかな?」と心配する必要もありません。

我が家の息子の場合は、1歳半から本格的にスタート。
2歳半ごろはまさにピークで、「ごはんイヤ」「靴イヤ」「お風呂イヤ」「布団イヤ」と、毎日がイヤイヤの連続でした。
そして3歳をすぎても完全に収まることはなく、むしろ「自分の考え」をはっきり主張できるようになったことで、やりとりはさらに増えていきました。


我が家のイヤイヤ期体験:なるべく「いいよ」で答える

そんな中で私が意識していたのが「なるべく『いいよ』と言うこと」。
イヤイヤが続く日々で私自身が心がけた工夫です。

たとえば――

  • 「シール貼っていい?」→「いいよ」
  • 「どこでもクレヨンで描きたい」→「いいよ」
  • 「麦茶に牛乳まぜる」→「いいよ」
  • 「おもちゃを保育園に持っていきたい」→「いいよ」
  • 「パジャマで保育園行く」→「いいよ」

もちろん全部をそのまま認めることはできません。
床や壁にクレヨンは困るので「ここはダメ。でもこの紙ならいいよ」
賃貸の床にシールは困るので「床はやめてね。マットならいいよ」

「ダメ!」と突っぱねるのではなく、代わりの提案をして「いいよ」を残す ようにしていました。
すると子どもは「自分の気持ちが受け止められた」と感じるのか、納得して行動を切り替えやすくなったんです。


「いいよ」で広がった子どもの世界

この「いいよ」の積み重ねが、今思うととても良い方向につながったと感じます。

  • シール遊びから、指先を上手に使えるようになった
  • クレヨンは「紙に描く」ルールを学び、のびのびと表現できるようになった
  • 麦茶と牛乳を混ぜる実験は、料理やごっこ遊びにつながった
  • 保育園におもちゃを持って行く日は気持ちの切り替えがスムーズになった

子どもにとって「試してみたい」という気持ちはとても大切です。
それを頭ごなしに「ダメ!」と否定してしまうと、やりたい気持ちが押し込められてしまいます。

「いいよ」と言ってみると、子ども自身が納得する形で挑戦できたり、遊びの幅が広がったりするんだなと実感しました。


今、4歳半になって

そんな息子も今は 4歳半
イヤイヤ期を経てすくすくと育っています。

もちろんまだ「イヤ!」はあります。

  • 「お野菜イヤ」
  • 「お風呂イヤ」

などは日常的にあります。

でも以前と違うのは――

  • 「この野菜なら食べられる」と挑戦できるようになった
  • お風呂も「入りたくない!」と言いながら、最終的にはちゃんと入る

という成長が見えることです。

そして何よりも、自分の気持ちや意見を言葉で伝えられるようになった ことが大きな変化。
「イヤ!」だけでなく「これは好きじゃないけど、こっちは食べたい」とか「お風呂は嫌だけどシャワーならいい」といったように、自分なりの主張を工夫して言えるようになりました。

親としては「イヤイヤ期を経て、気持ちを表現する力が育ったんだな」としみじみ感じます。


イヤイヤ期を振り返って思うこと

振り返ってみると、イヤイヤ期は本当に大変でした。
けれども今思えば、あの時に「いいよ」と受け止めてきた経験が、息子にとって「自分の気持ちは言ってもいいんだ」という安心感につながっているように感じます。

そしてその安心感が、今の「挑戦してみよう」「自分の意見を言おう」という成長につながっているのかもしれません。

イヤイヤ期は確かに疲れる時期ですが、親子で試行錯誤しながら過ごした時間は、後から振り返るととても貴重なものでした。


まとめ

  • イヤイヤ期は1歳半ごろから始まり、3〜4歳で落ち着くことが多い
  • 我が家では「なるべく『いいよ』で受け止める」ことを心がけた
  • その結果、子どもは「挑戦する力」と「気持ちを言葉で伝える力」を育ててくれた
  • 4歳半になった今も「イヤ!」はあるけれど、その裏にはしっかりと成長がある

イヤイヤ期は「親の試練」でもあり「子どもの大切な成長過程」でもあります。
大変な毎日の中でも「いいよ」と寄り添うことで、子どもの心は少しずつ育っていきます。

「イヤイヤ期が終わるのはいつ?」と不安になる日々もありますが、気づけば子どもは確実に成長している。
そう信じて、今この瞬間を大切に過ごしていけたらと思います。

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